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ハートのキング

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~ 文化祭を楽しめなかった全ての人へ  最高の文化祭をご用意しました ~    私立苺原高校の文化祭では3つの事件が起こっている。 ① 「文化祭をジャックした」という声明文が出さ…
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#小説

最終話「祭りの後」

        文化祭後         クイーン13  屋上で演奏をした反省文プラス脱…

如月新一
4か月前
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第42話「ロンリーハーツを持つ者たち」

       ジャック13  さて、と針ヶ谷さんが私に向き直る。 「佐野くんが、あんな物…

如月新一
4か月前
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第41話「ハートのキングを終わらせるため」

        キング14  教室の扉を開ける。電気はついておらず、ただ淡い夕闇が窓の向…

如月新一
4か月前
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第40話「運命を支配したような気持ち」

        ジャック12  この展開を誰が予想できたであろうか。針ケ谷さんの顔をちら…

如月新一
4か月前
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第39話「あなたのことがわかるのは」

       キング13 「ちょっとちょっと! マイクの前でやってください!」  でっか…

如月新一
4か月前
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第38話「彼女こそ、無敵の女王」

       クイーン12   コンコン、というノックの音と共に、扉が開いた。水柴先生が…

如月新一
4か月前

第37話「人生で何かを不意に理解する瞬間」

        キング12  グラウンドの特設ステージのそばに、運動会の本部が使っているような屋根つきのテントが張られている。片方が男子、片方が女子、ということだ。ハートのキングの参加資格を持つ、ミスターコンとミスコン候補者が待機している。それぞれ五、六名ずつという感じだろうか。  反対側のテントにいる、ミス苺原高校の小南の姿を見つける。俺がミスターになるのも番狂わせだったと思うが、まさか小南がミスになるとは思っていなかった。俺と仲良くしてくれるという時点で、寛容な性格を

第36話「本当は大したことない脇役なんじゃないの?」

       ジャック11  ミスターコンテストも番狂わせと思えるような事態が起こったが…

如月新一
4か月前

第35話「反省はするけど、後悔はないよ」

       クイーン11  僕と細見は教員たちに捕まり、そのまま生徒指導室で謹慎するこ…

如月新一
4か月前
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第34話「もうぼくは逃げない」

       ジャック10  飛び込んできた教師たちは勿論、屋上にいる全員を関係者と疑っ…

如月新一
4か月前
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第33話「彼は私の親友です」

        キング11  放送室の扉をノックする。奥から、のんびりした返事が聞こえ、…

如月新一
4か月前
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第32話「帰るんだ! お前はもといた場所に帰れ!」

       ジャック9  日下部先生に連れられて、落合久二と野茂桃子はやって来た。普段…

如月新一
4か月前
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第31話「さっさとギターをよこせっつってんだよ!」

     クイーン10  ベースアンプを一人で運んでいた彼は、屋上でライブをするつもりだ…

如月新一
4か月前
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第30話「ハートのキング ~その始まりとこれからの物語~」

     キング10  演劇部が上演をする教室へ向かう。もう昼になり来校者が増え、歩きづらくなって来た。それに、小南を探しているのに全然見つからない。  人ごみにもまれながら、三年校舎へ進み、三階にある演劇部が使用している教室へと向かった。教室の前で、数名の生徒が話し込んでいた。その中に鳥の巣頭の田淵を見つけ、歩み寄る。向こうも俺に気が付いたらしく、そばにいる二人との会話を切り上げて近づいてきた。 「森谷くん、どしたの? まさか、入部する気になったの?」 「そんなわけな