如月新一

作家です。著作『放課後の帰宅部探偵 学校のジンクスと六色の謎』 読んでる間は楽しくて、読み終わったら何かが残る、面白い小説が好きです。 http://papermoon.gloomy.jp/index.html

クビキリ(初稿−16)

16  母親が作ってくれたオムライスとサラダを食べ終え、台所で夕飯の食器洗いをしていたら、妹の静海が「お兄ちゃん、これどうしたの?」と訊ねてきた。膝の上には、レン…

クビキリ(初稿−15)

15  店を出ると、森巣は空を見上げてから、「ちょっと寄りたいところがある」と言って歩き始めた。僕は「いいけど」と返事をしつつ、森巣の歩調に合わせて隣を進む。  …

クビキリ(初稿−14)

14  森巣は優しい口調でそう言って、オーナーを見据えた。 「俺はさっき、話し合いに交ぜてもらって、話を少し聞かせてもらいました。警察にも通報しないと約束をしまし…

クビキリ(初稿−13)

13 「ゾディアックに似てるマークがあるから、文章が暗号なんじゃないかとわかった。そして、次の店がヒントになっていることがわかった。次に、残された文章をつなげると…

クビキリ(初稿−12)

12  カフェ『ル・セレクト』の前に到着する。放課後、いてもたってもいられず、店にやって来てしまった。学校にいる間も、電車に乗っている間も、元町の華やかな商店街を…

クビキリ(初稿−11)

11  暗号について僕が気づいたことを、スマートフォンのメッセージで森巣へ飛ばした。既読マークはついたが、返事はない。昨夜、言われた通り僕が見たものも森巣に送った…