続1話目修正を始めましょ!
※ご注意 本編のネタバレがございます。
コチラの▶︎作品と合わせて
お楽しみいただけますと幸いです。
登場人物紹介
如月:リデビュー賞を受賞した作家
河北:講談社タイガの編集長
泉:講談社タイガの編集者
佐渡島:コルクの如月担当編集者
如月:1話目のつづきを書きました! これで1話目の初稿は終わりです。
お手すきの際にお読み下さいませ…!
佐渡島:まとめて読んだよ。流れはいいと思うのだけど、各キャラクターの描写に本筋と関係ないことが多くて、物語のテンポが悪く感じるから、2割くらい削れないかと考えて、書き進めた後に直すといいかも。
如月:あー、前回のキャラの所作からわかる性格を意識したら、結構脱線多くなっちゃったんですよね。
河北:かなりいい感じに捕まってるんじゃないかな、と思いましたよ!
森巣をどの段階で「怪しいヤツ」と思わせて読み進めるか、は好みが出そうですけども。
河北:あと、ネットで公開している以上、タイトルをある程度キャッチーにして、少しでも多くの人に読んで欲しいな、と思いますね。今、やや1回のアップが多いので。大体、2000~3000文字で節をわけてアップしてした方が読んでもらえますよ!
如月:ネットで小説を読んでこなかったんですけど、ユーザーの人はそのくらいが読みやすいんですね。あんまり気にしてこなかったので、これから適度な文量にしてみます!
泉:一話をすべて読ませていただきました。後半にいくにつれてグングン尻上がりに面白くなり、最後は見事なヒキでした! いやあ、めちゃめちゃいいです!
泉:後半のミステリパートは本当にイイですね! 改めて読むと情報量が意外と多いのに、無理している印象がまったくありません。緊迫感も十二分で、追い込まれるピンチ感がひしひしと伝わってきました!!
如月:あああああありがとうございます!
(とにかく褒めてもらうことがやる気に繋がる養分だぜ)
泉:モリスはいいシーンでいくつも演出しているので◎
ただ、平くんのキャラクターはあと一歩という印象もありますねぇ。
泉:前半で平くんが地の文で、作劇上の都合で一足飛びに理解したり、あっさり納得してしまったりしていた印象です。読者と確実に共有できるのは具体的な描写だけなので、多めな会話文を多少削っても、きっちり描写しておきたいですね!
如月:(褒めてから、刺しにくるスタンスか。う、ぐぐぐ)
如月:(ここダメって言われるだけだと、お前の考えてることってつまんねえな、って言われてる気持ちになるけど、泉さんは提案もしっかりしてくれるからすげえありがたいぜ)
如月:なるほどなるほど。森巣を目立たせる為に平はすでに事件を知っている設定だったので、事件現場に平も初めて来たという設定に変え、平も読者と一緒に驚く、目線を揃えたものに書き直そうと思います…!
泉:平くんの話ですが、おそらく平くんの「ぼくは××だ」という自己定義があるからこそ森巣の言葉が刺さるのだと思うんですよね。
如月:平の「ぼくは××だ」…シンプルな言葉で言うと、平は自分のことを「臆病者だ」と思ってるんじゃないですかね。
如月:平は人の顔色ばかりを窺い、防衛して生きている、決定する勇気がない、行動に対する責任を負う覚悟がない、そういうまだ子供・未熟なキャラクターで、そこが物語を通して変化していくのだと思います。
如月:周りを見る・他人のことを考えるということは、良し悪しがあり、平の観察眼は悪いことではないので、それを森巣との調査で活かそうという流れです。
如月:いくつもの事件を通して、きっと平は自分の意思を持ち、森巣との根幹の違いにゆくゆくは気づいて行くんでしょうね。平のキャラクター造形の臆病者っぽさが描かれていないので、次Verでは意識して書きたいと思います…!
佐渡島:今回のストーリーは、どんどん謎でみせていくのだと思うし、先が気になる感じにしっかりなっているとは思うな。
伏線と展開が直接的に感じるところがあるのをもう少し長く書いた後に、どう直すかが課題だと思ったけど、結構いい感じだと思う!
如月:おおお、ありがとうございます!
じゃあ、みなさまからいただいたフィードバックを元に、一話目の二稿を書いてみます!
河北:楽しみにしておりますよ!!
つづく