富江ガチ恋勢になっちゃうよ!!!
起きて、朝イチで「伊藤潤二展 誘惑」に行ってきました。
新宿乗り換えで芦花公園へ。
新宿くるのも久し振りだし、京王線って乗るの初めてかも。
むかあしはさ、新宿とか池袋で打ち合わせをすることがあったんだけど、東京は迷子になってしまうよ。
新宿駅に着いて京王線乗り換えね~と思いながら案内見て進んでたはずが地上に出てしまい、「京王線の気配が消えた」ってなって困ってしまった。
道路挟んで反対側なんて、わからないよ!
東京はおっかねえ。
そして、京王線初めて乗ったけど新宿駅の京王線なんか未来な感じがしない? 地下にある空港めいたなんかそういう、改札周りが格好良い。
京王線って未来の乗り物なんだな。ほえ~って思ってたんだけど、しばらく車窓を見てたら長閑で「未来じゃないかも」って思いました。まる。
伊藤潤二展ね、最高でしたよ。
伊藤潤二先生の作品全部読んだわけではないんだよね。『うずまき』と『富江』とあと短編いくつかっていう感じで。
出会いは、中学生のときに兄貴が『うずまき』を読んでて、私も読んで「怖すぎるよ。気持ち悪いし最悪だよ」ってしばらく本当に嫌だった。人まいまいとか、嫌すぎる。
伊藤潤二先生の絵って、分泌液めいた湿った感じがして生理的にうわあってなるところもあれば(意図して描いてると思うから、けなしてるわけじゃないよ。素晴らしい技巧!)、美し過ぎて怖いっていうところがあって目が離離せないよね。
目を逸らしたいのに見入ってしまう。
知りたい見たいっていう好奇心だけじゃなくて、危機感として見ないとまずいかも、って見ちゃうのもある気がするんだよな。
「魔女全壊」で五月女書いたのも、そりゃあ『富江』の影響はありますし、私は富江のこと好きだよ。LOVEではなくLIKEで。
私は『うずまき』が一番好きだからさ、って思ってたんけど展覧会の初手が富江で、美し過ぎるし口が悪すぎるし高慢だしチャーミングだし、このままだと富江ガチ恋勢になってしまう!!! って怖かった。
ただ美しいし、死んでも復活するとかそういう珍しい設定もあるんだけど、やっぱりルックと性格と言動が唯一無二で、こんな富江のことをわかってあげてそばにいられるのは私だけかもって思いかけてしまった。危ない。で、殺しちゃうんでしょ? 危ない危ない。
『うずまき』の展示も良かったなあ。感動した。こ、これがあのうずまきの原画!! と思って。
というかね、原画展を見ていて思ったんだけどさ、
ホワイトが少なすぎる!!!!
修正液で霧を描く、とかでは大量に使ってるけどさ、間違っちゃったから修正して描き直そうっていう使い方の修正液が全然使われてなくてびびった。
ネームと下書きはあれど、ペン入れは基本的に全部綺麗に描けているってこと?
展覧会通して、一番ホワイトしてると思ったの猫のよんむーだった。
猫、描くの難しかったのかな。というか、愛情的にもっと良くしたい! ってなったのかな。
あと、展覧会で思ったのは、キャラ物の絵もいいんだけど、ふと現れるカットが良すぎた。痺れる。構図といい雰囲気といい、素敵すぎる。
物販で、グッズをたくさん買って帰宅。
6万円する白黒の富江スカジャン、欲しかった。素敵良すぎた。
6万、貯金から消えてもまあ、意外と困らないかもって思ったけど、「いや服に6万はお前」っていう脳内ボイスが聞こえて「だ、だよね」ってあきらめたよ。
でもさ、買ったら一生着たよ。そう考えたらさ、一生着るものが6万円ならさ、買ってもよかったんじゃないの?
って今は後悔してます。冷静さを失ってしまった。
私も帰ってホラー書くぞ!!!
とやる気が出たので、帰ってホラーを書きましたとさ。
ここ数日プロットやってたけど、やっぱり原稿は楽しいな。キャラクターに会えている気持ちがする。
好きなんだよね、今作のキャラも。
あ、サブクエストの外食ですが、ケンタッキーをテイクアウトして家で食べた。
……外食としては、微妙だよなって思いますよ。私も。違うじゃんって。
でも、ケンタッキー食べること自体、私全然ないから珍しいかなって。
あと、ひっさしぶりにビスケット食べたよ。ケンタッキーの。子供の時以来。これも珍しいからいっかなって。
ビスケット、子供の時に食べたからなんだろうけど、小さく感じてびっくりした。私も大人になってしまったのかしらん。
いやー、外食ねー、一人だとねー、食べるか! っていうテンションにやっぱり全然ならないな。経験すれば書けるものが増える気がするから、いつかリトライします。
そういえば、台風がくるらしいね。知らなかったよ。明日は大丈夫なのかしら。明後日は漫画教室予定だけど、こいつはもしかし飛びそうですな。
本日閉店