しょうせつ道12

しょうせつ道12(新作完成編)

新作小説が完成した。
ちょっとミステリー要素もあるけど、ミステリー小説ではない。Sさんのためだけに書いた小説だ。
僕の、今までの人生を全て捧げたような小説だった。違うステージに上がった、という手応えを感じた。自画自賛だけど、最高傑作だと思った。これを書くためには、もう27年生きないと無理だろうと思う。
Sさんだけではなく、これを読んだ人は気持ちが軽くなり、生きやすくなるのではないかと思うような小説を書けた。
食らえ! これが多幸感だ!! という感じ。

するとどうなったか?

今まで書いてきた小説を引き出しの中にしまっていても仕方がないな、と思うようになった。誰かに読んでもらいたいし、パソコンが壊れかけてるから賞金が欲しかった。
新作を日本ファンタジーノベル大賞に送り、過去作をネット投稿しまくった。
小説の新人賞は漫画と違って、基本的に「未発表原稿に限る」なので、ネットに投稿した段階で応募できない作品になってしまうから今までは躊躇していた。
だけど、ネット公募での新人賞ならいいか、と思って投稿しまくった。

・新潮文庫新世代ミステリー賞
・コルクラボ覆面編集者大賞(1回,2回)
・エブリスタ小説大賞2017 SKYHIGH文庫賞
・エブリスタ小説大賞2017 マンガボックス原作賞

に投稿した。
月日が流れ、新作は日本ファンタジーノベル大賞は最終候補に残った
最終選考は心から敬愛している、恩田陸先生、萩尾望都先生、森見登美彦先生が選考員をしている。

勝ったな、僕はそう確信していた。

つづく
ではではまたまた

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