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続4話目プロットを作りましょ!

登場人物紹介
如月:
リデビュー賞を受賞した作家
河北:講談社タイガの編集長
泉:講談社タイガの編集者
佐渡島:コルクの如月担当編集者

如月:っていう感じの4話目のプロットを作りましたので、お手すきの際にご確認よろしくお願いします。

佐渡島:おつかれさま!

佐渡島:犯罪プラナーという職業が少し違和感あるかな。成立しない気がして、リアリティがないかも。 犯罪者のために別の容疑者を用意するというアイデアは面白いと思ったよ!

河北:「容疑者手配サービス」は佐渡島さんと同じく面白いと思いました。

河北:犯罪コンサルタント、については、全体のリアリティレベルによりますよね…。『金田一』や『探偵学園』的少年漫画ならOKで、もうちょっと現実的なら表現に注意かも?


河北:高校生が探偵役というのが大きな嘘なので、それ以上嘘を重ねないほうがいい、と取るか、それ自体がリアリティレベルを下げているので、ある種のコメディだったり、キャラミス的に滑川をキャラ付けすることで「アリ」とするか。 最終的には滑川のキャラに寄るかな、というのが感想です。

如月:犯罪コンサルタント、滑川はモリアーティほどかね? とも思うのですが、犯罪者だけリアルだと主人公たちが嘘臭くなっちゃうかなぁとちょっと悩んでおりました。最終話にふさわしい敵にはしたいよねと思いつつ。


河北:高校生がこんな風に活躍しているので、キャラミスの方に針は傾いてますね。その認識でいいとは思ってます。

如月:例えばですけど、ホームズも私立探偵っていう嘘とモリアーティっていう犯罪コンサルタント的な奴がいるので、前例がないわけじゃないと思うんですよ。

如月:犯罪プランナーってのは、ドナルド・D・ウェストレイクのドートマンダーシリーズの影響なので、こっちもキャラものですね。


河北:なるほど。でも読者が犯罪プランナーって何? って戸惑っちゃうかもしれないので、そういう仕事をしている、とまで描かない、ただの(?)天才犯罪者みたいな表現にするのか、とかもできますね。 ただ、どちらにしてもこれは書いてみての(表現の度合いの)判断になるかもしれません。

如月:あ、犯罪プランナーでござい! って書くつもりはないんですよ。ただ、滑川のキャラを固めたいなと思って、その設定です。設定を全部知ってもらおうとは思ってないんで、本編でそんなに語らないです。

河北:「容疑者手配サービス」については面白かったのですが、ただ、平or森巣が容疑者になるために仕掛けた、というのはアリ、アリなのですが…やはりアイデアとしてはありがちでもあるので…ページ数の都合はありますが、こんなのはどうでしょう。

・最初容疑者だと思われる(嵌められた!?)

・その疑いを晴らし真犯人を指摘

・その真犯人こそが「手配サービス」の容疑者 「ふふふ、君ならそこにたどり着くと思ってたよ。 人は、自分の力でたどり着いた真実を疑うことはしない」 みたいな、最終話こそのひねりがあってもいいかも、とは思います!

如月:「容疑者手配サービス」のチャプター、この話はこういう謎です! というのを早めに提示しないとなぁと思っていたのと、滑川の計画見破ってからはミステリ的な引きがないんだよなぁと思っていたので、河北さんの構成の方が良さそうですね。

如月:だれないような展開と捻りを考えてみます!


如月:じゃあ、4話目を書き始めて見ますね! 書いたらお送りいたします!


佐渡島:楽しみにしてる!


読者諸君は、順調だな、そうお思いだろ。
だが、如月から連絡がないまま、時は流れた。
如月は、詰まりに詰まっていたのだ!!
一ヶ月後

河北:あのー、ご様子、どんな感じですか?

つづく

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