続4話目を作りましょ!
登場人物紹介
如月:リデビュー賞を受賞した作家
如月:打ち合わせ前に、こねこねてしていたプロットを送りますね。
【1情報】舞台、関係性、主義
「森巣良とは何者なのか?」
平が滑川に襲われて入院する。森巣が見舞いに来て、食堂で話をする。
・ 平は森巣が気まずそうに見舞いに来た森巣を少し見直している。
・ 森巣は、タクシー運転手が病院に運ぶなんておかしい、滑川やりがったなと内心はブチ切れている。
入院させたってことは、病院に誘導されている、病院で何かをするつもりだということはわかっている。平が襲われた理由、面が割れている理由は2話目強盗ヤギの店主が滑川とまだ繋がっていて、密告したからだと考える。
【2サスペンス感】ピンチ、期待
展望フロアで殺し屋と偶然会って話をして、病室に戻ると見舞いの品がなくなっていた。同室の患者も騒いでいる。
・平は、森巣に見舞いに来たんだろ? と思っている。派手なこと、誰かと争うようなことはしないでくれよ、と思う。
・森巣は、平に言うとややこしくなりそうだから裏で動いている。良い結果だけ出せば、満足すると思っている。
【3主人公のしたいこと】状況にどう対処するのか? 動機、共感、興味
平は何事もなく退院したい……と思いつつ、盗みは気になる。他人の困ってることに関わりたい、という点は森巣と同じか。調査をしたら、別の病室の少年の家柄(犯罪者の子供)を隣のベッドの男から教わる。少年を調べたら、盗みをしているとわかる。
【4はばむもの】敵のしたいこと・障害
森巣と少年がどこにものを隠したか推理し、病院の小さな図書室を探してみると、中に毒物を見つける。誰かが病院で殺しをしようとしている? 病院に殺し屋がいたことから、滑川絡みか? と平が考える。同室の隣の男から、個室に護衛付きの偉そうな奴がいると教わり、結びつく。
【5対立】感情と感情のぶつかり合い
平はこれを病院の人や警察に言おうと提案するが、森巣は自分で対決すると主張し、衝突。平は森巣のグレーゾーンな生き方にも言及。警察やみんなの正義に任せるはいかんのか、普通には生きられんのか問題。仮に、警察に任せてこの場をしのいでも、退院後に殺されるかもしれないぞと言われる。
森巣に「君を信じていいんだと確信させてくれ」と詰め寄るが、「誰かに判断を委ねるな、俺は信じてくれとも言わない」と返され、迷う。
【6感情の深部】過去・理由
少年と森巣の対話。少年は偶然、殺人計画を耳にしたのだと教わる。少年はある事件の加害者家族の子供なので、大人は自分の話に耳を傾けてくれない、自分で動くしかないと思った。森巣が少し身の上話をする。
平は森巣の過去と、どうして誰も信じずに生きているのかがわかり、理解はできないが、分かりはする。みんなの正義に頼ると、きっと二人のような存在は蔑ろにされる、と思う。じゃあ、自分の正義は?
個室にいる病人の暗殺計画を知ったのだと少年から教わる。(個室にいるのは、本当は殺し屋の依頼人)。
【7クライマックス】主人公のしたいことの決着
平は、自分がどうすべきか考えあぐねる。ふと、毒は誰から盗んだのか気になる。少年との話と男の話が食い違う。隣のベッドの男と病院の図書室に移動し、話をする。
毒は彼のものでは? とカマをかける。彼が毒の持ち主だったとわかる。が、わかったということがバレる。男から「毒を飲んだら、電話をかけさせてやる」と言われる。毒入りの菓子を平は男からもらっており、それを見舞いに来た人に分けていた。今、こうして悩んでる間に食べてるかもしれないぞ、と言われる。食えば、毒入り菓子を誰にわけたか教える、と。
平は自分が死んでも友達がお前を絶対に追い詰める、と話して毒を飲む。が、電話は渡されない。男が、自分が滑川だということ、何故こういうことをしているのか、悪の演説をする。平が個室の人間に殺されたことにすれば、森巣は個室に行くだろうな、とも計画を明かされる。
憤慨するが、なかなか平が死ななない。おかしいな、と思った時に森巣が来て、滑川を躊躇なく殴って沈める。
【8エンディング】テーマ、余韻。
森巣が、平が入院した段階から滑川が仕組んだことだとわかっていたこと、情報源から隣のベッドの男が怪しいと思っていたこと、毒はすり替えておいたから死ぬことはないとも教えられる。
平は森巣の秘密主義にうんざりしつつ、じゃあどうしろって言うんだとイラつく森巣に謝罪を求める。
「ごめんなさい」と「ありがとう」を言える関係になる。
如月:エピローグに関しては、次回!
つづく
お読みいただき、ありがとうございます…! お楽しみいただけましたら、サポートいただけますととっても嬉しいです☆彡 スキ・コメント・サポートを励みにがんばります…!