2巻のプロットを書きましょ!
如月:というわけで、プロットを書きましたよ。いかがでしょうか…?
泉:…如月さん
如月:ううう。(この、面白いと思ってるのは自分だけじゃないだろうかっていう待ち時間は生きた心地がしないぜ)
泉:プロット読ませていただきました。結論から言うと、これはもう書き始められますね! お疲れさまでした。とてもいいと思います!
特に「面白いお話」として成立させるミステリ部分については、正直文句ないです! 見事だと思います。
如月:ミステリ部分については、正直文句ない!? ば、ばかな。僕が一番苦手なところですよ。
泉:もうちょっと自信持ってくださいよ。
如月:ミステリはジャンルファンが多いし、ジャッジ厳しいじゃないですか。だから、「この程度の謎、ちょろQだぜ」って鼻で笑われるんじゃないかって怖いんですよ。
かくゆう僕も、「こんな仕掛け気付かないわけなくない?」とか「この時このキャラがそんなこと考えるわけなくない?」って首傾げることがあるので。
泉:もちろん、フェアさは大事ですけど、このプロットはその基準をクリアされてますよ!
如月:ありがてえ、ありがてえ。
泉:その上で、実際のご執筆にあたって、さらに気にかけていただきたいのは、「面白い」の先の「読者の心臓を殴りつけること」かもしれません。
最近、キャラクターの軸や感情ばかり言っていると思うのですが、よくできていて面白いからジャンプアップさせる、いわばバフスキルがここに当たると思っているからです。
ここの掘り下げが具体的であればあるほど、読者の興味や実感と重なれば重なるほど、物語の力は増加します! ぜひぜひ、2巻はそこをテーマにしてみてください!
如月:貴重なご意見、ありがとうございます。ううう。
では、
・大満足か予想を超える、を目標に
・心の臓を打ち抜く。考えたくなる、感想を言いたくなる、印象的なシーンを増やす
を目標にしたいと思います!
あと、課題としてはやはりキャラクターですよね。
「これは自分のことを言っている」と思ってもらえるように、物語やエンタメの力だけではなく、キャラの力で読み筋を作りたいと思います!
泉:そうですね。登場人物が持つ天秤は何か? 何に迷い、どう決断して行動するのか、そこをしっかり描いてあげてください!
如月:よーし、じゃあ書き始めちゃいますよ!!
かくして如月は、原稿に着手した。
だが、このプロットには大きな問題がある。
事件の真相や解決方法は書いた。だが、如月には自信がなかった…!
肝心のどういう事件が起きて二人がどう窮地を脱するのか、その迷路へ突入する。
繰り返しになるが、本来であれば、完成するのか! 発売されるのか!? と引きを作りたい。
しかし、これは宣伝活動の一環である!!
つづく!