2巻の修正をしましょ!
如月:泉さん、連絡がないけど、どうしたんだろう。連絡も既読がつかないし。
やっべえ。これは、相当やべえ。頭か抱えるような代物にしちまったに違いねえ。ううううう。…………。
むかあし、ある編集さんにそう言われたなあ。もうあんな目に遭いたくないけども、向き合わないといけないか。
季節は夏から秋になったし、このままだとあっという間に冬、発売から一年!とかになっちゃうもんな。
でも、既読がつかないし、一体どうしたら。……あ!
如月が、キーボードをタイプし、メッセージを飛ばす。
仲間のピンチ……彼は遅れてやって来た。
河北:どーも、ご無沙汰してます。
如月:小説現代編集長(元タイガ編集長)の河北さん!
河北:どうしたんですか。そんな固い呼び方をして。いつもみたいにアミーゴと呼んでくださいよ。
如月:久々の登場なので、わからない読者もいるかと思いまして。
河北:しばらく会わないうちに。2巻の執筆で、丁寧なキャラ紹介を見に着けたようですね。で、ご用件は?
如月:あの、かくかくしかじか。
河北:なんですと。――泉の霊気が…まずい!
アミーゴ河北が編集部に駆け付けると、そこには変わり果てた泉の姿があった。
泉:う、うう、河北さん。。。
河北:泉! 一体誰にやられた!!
泉:う、うう、し、仕事――
河北:休むのだ!!
泉:大変失礼いたしました。すいません。過労と持病の再発でぶっ倒れておりました。
如月:いのちだいじに!いのちだいじにですよ!!
泉:これから巻き返していきますので!!!
如月:くれぐれも、ご無理なさらずで!!!
河北:ガンガンいこうぜ(鬼
そういうわけで、チームは再び動き出した。
仕事はときに過酷である。それでも、原稿は健康とセットである。
大事なことなので、みなさま、ゆめゆめお忘れなきよう!
泉:ふと、なんですが。「すべてがFになる」って読んだことあります?
トリックとかキャラとかめちゃめちゃいい小説なんですけど、裏の隠れた強み、大事な会話シーン・地の文を際立たせるために他の部分は端的を突き詰めている作品だったりしますので!
如月:『冷たい密室と博士たち』までなら読んでます!
泉:おお! いいですよね〜〜(大ファン
これからの工程、最後は読者の負荷を下げるのがメインになります。せっかくの会話文・地の文を適宜活かしつつ……って考えた時に出てきたのが森さんでした!
特徴的なイメージあると思うんですけど、実は全部じゃないんですよ。そこがいいバランスになって読者を逃していない好例だと思います!
如月:たしかに、キャラ立ちがしっかりしましたし、すごく読みやすかったです…! 笑わない数学者も手元にあるので、読んで頭にインストールしてみますね!
泉:あと、森先生のすごいところはですね!! うっ、ゲホッゲホッ(喀血)
如月:や、やすんで!
無事に、2巻のチームが再起動した。
繰り返しになるが、健康最優先でやっていこう!!
つづく!