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ジブリは『紅の豚』が好き

長編原稿を引き続き。

朝は通院。
しばらく月に2回来てね、とのことだったので通いそう。
帰って来てから、昨日作ったカレーを食べながら宮崎駿のプロフェッショナルを見た。

『君たちはどう生きるか』の制作についてかな? と思ってたんだけど、宮崎駿にとっての高畑勲についてという内容だった。
誰かのことをすごく意識していて、認められたくて褒めたらたくて、もっと作って欲しいとか見たい、相手にそう思われたいと願ってしまう気持ち、わかる。
わかるよ。宮崎駿。俺も同じだよ……なんて思ってないんだけど、共感できるところはあるよね。
なんかすごく悩む。自意識過剰だから、宮崎駿と自分を同格に並べて書いてる、と思われたくない。
思わないでね。ね?

あと、宮崎駿の作品には死後の世界がよく描かれているなぁということも改めて思った。
自分はそっち行けず、残されて、でみっともなく生きて作るよ、みたいな。『紅の豚』とかね。

私は作家が死を見つめて自分なりの死生観を見せてくれる作品が好きなのよ。
誰かの考えた死後の世界じゃないものを考えるのって大変だし、私が同じことをずっと考えているから尊敬してしまう。

『君たちはどう生きるか』は高畑勲と決着をつけたいとか、葬いたい、みたいなドキュメンタリーになっていて、その言葉が宮崎駿の映像で作られるもんだから、そういうものが正解になっちゃいそうなのは、ドキュメンタリーとしてはどうかなぁ、とちょっと思った。
ディレクターの意図を感じてしまって。

『君たちはどう生きるか』を観た時の混乱と、自分なりに持った感想が上書きされちゃったりとか、あと解釈が自由にできない豊かさが失われそうな気がしてしまう。
でも、映像として宮崎駿と高畑勲のことをより知ることができたのは、とても嬉しかった。

観たらやっぱり自分もやらねばって奮起するね。

私もなんか自分の割と人生どうでもいいから、小説たくさん書いて発表したいなぁと思った。
ので、今日も原稿をしましたとさ。
明日もやるよ!

本日閉店

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如月新一
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