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SAYONARA GF

原稿をやり、お昼前に病院へ。
暑すぎる。現世、暑すぎるよ。
まだ6月やぞ。

えーん、暑いよう。
暑いから、麻のズボンを買ってしまった。なんだか涼しい気がするけど、暑いよう。
日傘さして、ずっとうちわで扇ぎながら歩いている人がいたら、もしかしたらそれは、私かもしれません。

出掛ける人間にはならないんだけど、最近サンダルが欲しいかもってなってる。ベランダとか近所うろつくビーサンじゃなくて、お洒落なやつ。
ただ、「お前、出かけないじゃないか!!」っていうもう一人の自分が止めてくる。

確かに、私は出かけない。
それでも、どうせ10月くらいまで暑いんだよ、今年も。
だったらさ、数少ない外出をさ、少しでもさ、テンションを上げたいじゃないですか。そうは思わないですか?

地球温暖化、止められなかったよ。ごめんね。私が不甲斐ないばかりに。
だけど、もう一度やり直すから。
待ってて。

……妄言はもうこのくらいにしていい?
いいよ。

たまに日報でさ「グレープフルーツ買って帰った」って書くじゃない?
今日、店員さんに「いつもありがとうございます」って言われちゃった。

……それは、本意ではないよ。

いや、なんでって、今実家におるんですよ。
来月の頭に引っ越しをするんですよ。
するとね、私ここにあまり来なくなるんですよ。
するとね、店員さんが「あの人、来なくなっちゃったな」ってなるじゃん。

私はクーデターを起こすのに失敗して横浜を離れて私立探偵を始めて、数年後に戻って来た時にさ、店員さんが私を見てグレープフルーツを落とすんだよ。
私「なんだよ、死人を見るような顔して」
店員「あんたはね、死んだんだよ。三年前に、死んだことになってんの」
私「野暮用で寄ったんだ。すぐに出て行くさ」
店員「さっさと出て行きな。あんたがいなくなって、ずいぶん探したんだ。それが今頃のこのこと」
私「出て行く前に、ひとつ教えてくれ。メローゴールドはどこにある?」
店員「あんた、一体どこでそれを」
私「どこにあるんだ」
店員「は、そんなの、こんな場所にあるわけないだろ。ここはね、忘れられた町だよ、今となっちゃあね」
私「俺がいなくなったら、別の奴が探しに来る。だから、教えてくれ。メローゴールドはどこにあるんだ」
店員「しつこいよ! 帰っておくれ!!」
 グレープフルーツを投げつけられ、転がるグレープフルーツを拾う私。そのまま店を後にする。
店員「……遅すぎたんだよ。なにもかもが」

SAYONARA GF
SOMEDAY SOMEWHERE

って、なるじゃん!!

はぁ、何の話?

明日も原稿します。
本日閉店

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