小説道3

如月新一のしょうせつ道3(高校〜パン一つ生活の大学院生編)

中高一貫エスカレーター式に、男子校生活は続きます。
1クラス40人、1学年14クラスのマンモス校。それが、法政二校。

高校生:中学には文化系の創作部がなかったので、映画研究部に入部。映画オタクだし、小説は文芸部じゃなくても書けるから、という理由。

だけど、自分の熱意と周囲のモチベーションの差に落胆したり、顧問と衝突しまくり、部を最悪の雰囲気にして退部。僕は本気で、ぴあとか、サンダンス映画祭とか狙いたかった。
美術部でデッサンや油絵を描いたり、先輩からエレキギターを習ったりしつつ、放送部の脚本関係のお手伝いをしていた。
投稿はしなかったけど、小説は書いていたかな。引き続き、新人賞リサーチをしていた。

あと、このままエスカレーター式に法政大学に行こうと思ってたら、洗い物をしている母に「私立に行くお金ないから国公立行って」と言われて、大学受験をすることになる。なんで洗い物をしながら、さらっと大事なことを言ったのか、未だに謎です。
さっきの話、まじ?」と訊きに言ったら、「まじ」と返されて半笑いでした。

仕方がないので高校三年生から受験生になりました。勉強も始めました。
でも、予備校の教師と喧嘩をし(「なんで今、こんなことがわかってねえんだ?」「わかんないから質問してるんじゃないっすか。授業料払ってるんだから教えてくださいよ」「生意気なやつめ」的な)、ずっとスタバで本日のコーヒーを飲みながら読書をして過ごす。本当に1日ずっと本を読んでいた。何読んでたかなぁ。乱歩とか?

大学生:国立受けるほど勉強はできなかったので、横浜市立大学に入学。なんとなく軽音楽部に入るのはロックじゃない気がしたし、文芸部にも相変わらず興味がわかなかったので、よくわからない映像系のサークルに入った。
で、映像系のサークルに入ったけど、やっぱり熱意はないサークルだったので、僕はぬるっと在籍だけしていた。あと、恋に溺れた。初めての彼女でるんるん。

で、半年くらいで恋人と別れてから、すぐに小説活動に専念するようになり、2作目の「レプリカプリマ」が第8回 ミステリーズ!新人賞 最終選考に残る。いきなり最終選考まで行けるとは、これはちょろいぞ、と大いなる勘違いをする(あと、如月は女関係で嫌なことがあると小説で良いことがある、という謎のジンクスも生まれる)。

その後、書けば小説の新人賞の選考には残るけど受賞には至らないという、苦虫を嚙み潰しまくりながら歩くデスロードを進むことになる。

第3回 野性時代フロンティア文学賞 一次選考通過
第18回 スニーカー大賞(秋の選考)二次選考通過
第20回 電撃小説大賞 一次選考通過
第10回 ミステリーズ!新人賞 二次選考通過
ジャンプ小説新人賞 '13 Summer 一次選考通過
第24回 鮎川哲也賞 一次選考通過
第19回 スニーカー大賞(秋の選考)二次選考通過

こうしてみるとラノベレーベルが多い気がしますね。
なんとなく、『氷菓』や乙一作品が一応ラノベの中だったので、俺のもそれかなと思ったんです。

あと、ラノベ読まないくせにラノベの新人賞なら楽にプロになれるんじゃないか? と思ってました。正直、すいませんでした。

大学院生:就活する気がなかったので、そのまま大学院へ行き、電子書籍の研究をする(授業料は自分でちゃんと出したよ)。
小説家になりたいなんてことの理解は母からしか得られず、父との縁は切れる。

食料が供給されないので、パン屋に行ってフランスパンを買い、研究室にこもって小説を書いていた。フランスパンは安いのに大きいし、硬いから食べている感じがする! コスパ最強!!

大学院在籍中に
第1回 角川Twitter小説コンテスト 優秀賞
を受賞したけど、本にならなかったし、あんまり意味がなかった。
でも、賞取れるレベルではあるんだな、と確認した感じ。

大学院に在籍しながらも、学費を金稼がないといけないなと思って、中途入社で商社の事務職をする。パワハラ横行ブラック企業で、『爆破ジャックと平凡ループ』の参考になった。けど、実害(統括にお尻を触られ「喜んでるんだろ? この変態め」と言われて流石にキレる)を受けたので、労働問題にして退社。

ちょうどこのとき、twitterで某社の編集者に拾われて、毎月一本短編原稿書いてきて、という地獄のサーキットが始まる。
褒められるかな? でへへ、と思って会いに言ったら、「あなた本当に小説家になりたいの?」と半ギレされる。

ここから、地獄のサーキットが3年始まるのであった。

とりあえず、ここまで!

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〜タイムリープ・バスジャックストーリー〜
『爆破ジャックと平凡ループ』好評連載中!
毎週木曜・日曜の夜更新予定。こちらもよろしくお願いいたします!
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ではではまたまた

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