タイトルをつけましょ!
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タイトルをつけましょ!

如月新一

如月:こちら、修正原稿になります。

泉:拝受! それではこちら、入稿いたしますね。

如月:いやー、おわった。無事に、おわりましたねえ!!

泉:如月さん、何を言ってるんですか。まだ、もう一山ありますよね。

如月:ゲラですよね。校閲さんや泉さんの入れてくれた赤ペンを読んで、僕がお返事をするっていう。
 前回、僕が書き込み過ぎて泉さんが笑いながら怒っていたあのゲラ作業。

泉:あれはね、マジで、マジでねぇ。やってくれやがりましたよねえ。

如月:本当にすいませんでした!!! 今回はあんなことがないようにいたしますゆえ!!!

泉:ゲラもあるのですが、他にもありますよね?

如月:え? 『あくまでも探偵は2』の作業は無事に……ん? 何故かタイトルに打ち消しが……。はっ!!

泉:はい、そうです。タイトルを決めましょう!

如月:『あくまでも探偵は2』でいいもんだとばかり。

泉:イメージとしては
・中身を期待させる
・ここからでも読めそうな
ものだと望ましいです!

如月:『アンファル』みたいにして楽できると思っていたのに。
 ってことは、『虚構推理』パターンか、『これでは数字が取れません』パターンですよね。

泉:ですです。形式の想定はその辺ですが、あくまで上の目的にアプローチするイメージで考えてみてください。

如月:個人的にはシリーズものは、サブタイトル気にしたことがほぼないんですよね。何冊目かわからないからナンバリングしておくれよ、と思うタイプで。

泉:お気持ちわかります笑 難しいですよね。例えば虚構推理パターンだと、無印がないことを知らなければ買っちゃうことはあると思うんですよ。

 端的にいうと、ナンバリングするかしないかは、「続刊を見落とされるリスク」と「既刊から自然減する読者しか得られないリスク」のどっちを重視するかで決まってます。

 で、漫画・ラノベは前者。一般小説は後者。中間に、ジャンル系一般小説があります。

如月:にゃるほど。

泉:私の感覚でいうと、この作品からここから読んでも読めるだけの冒頭のキャッチーさがあり、かつ、読み終わった後「続きだったのかよ!」という不満よりも「こうなったのか!」という驚きが勝ちます。

如月:タイトルは広く取りに行くメリットが勝つ、というわけですね。

泉:結論から言うと、買ったことに満足してもらえれば勝ちですね。抽象化していくと、結局「お金を払った分の価値を感じられれば、よき商取引」なので!

如月:納得ですー!

 既刊「あくまでも探偵は」はタイトル回収で評価上げてくれている読者の方が多いかったんですけど、タイトルはゲラの段階で決まって、タイトル回収シーン慌てて入れたんですよね。

 なので、新刊でもタイトル回収できたら強くなるような気がしています。なので、ゲラ修正の段階で加筆して本作も読後感を強めにいきたいと思います!

泉:さらに課題があるの、めちゃめちゃいいです! タイトル案、お待ちしております!!

慧眼の読者の方は、すでにお気づきであろう。
出オチというか、いやタイトル知ってるし、と。
まあ、その通りなのであるが、タイトルボツ案含め次回もお楽しみいただけると幸い!!

『あくまでも探偵は もう助手はいない』(講談社タイガ)
2022年3月15日(火)発売!!

ご予約、応援、なにとぞよろしくお願いいたします…!

つづく!



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如月新一

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とっても嬉しいです…!
如月新一
作家です。著作『あくまでも探偵は』『放課後の帰宅部探偵 学校のジンクスと六色の謎』 読んでる間は楽しくて、読み終わったら何かが残る、面白い小説が好きです。