モテたくないんだよ。ちやほやされたいだけで
漫画教室ー
夏風邪の生徒もおりまして心配ではあるけれど、みなさまご参加して漫画とか原稿とかを描いていて何より。偉すぎる。
『フリクリ』を貸した生徒が順調に楽しんでいるようでよかった。
『血の轍』を10巻まで読んだ生徒が怯えていてよかった。
『ヤコとポコ』を貸した生徒が「おれの描きたいおもしろい漫画が既にここにある」って悩んでてよかった。君の『ヤコとポコ』を描くんやで。
『デデデデ』の後編を見に行った生徒がいて、映画のお話をしたり。
『レオン』を最近見たようで、私はゲイリーオールドマンの刑事が好きやでって盛り上がった。両手でじゃらじゃらをかき分けて入る仕草と麻薬をキメるときのカリッっていう食べ方は物真似しちゃうみたいね。
わかるよ。私もした。
と、いうように作品の話をしてたね、今日は。
……今日も思ったんだけど、みんなの前にいるこの喋ってる人間はただの人形みたいなものだと思っているんだよね。人形、違うな、なんだろう。アバター? 偽物? 本体じゃないんだよね。この身体というか人間は、なんかどうでもいいのよ。
作品が本体。作品は死なない。作品は文化的遺伝子として続く。
ミームっていうと今はネットのネタ画像っていう呼称になっちゃったけど、memeが残せれば。
だから、そうね、生徒にもそうだし、色々な人に作品をそばに置いてもらえたら嬉しいよねって思った。
要らなくなったら捨てればいいんだけど、人生のどういうターンかわからないけど、役に立てたら嬉しいよ。作品がね。
あと、そうね。
デビューのための戦いと、デビュー後も戦っているけれど、もっと道を作ってあげたり示してあげられることができるようにがんばろうって思いました。
最近思うんだけど、SNSを見るとげんなりするから、もうリアルな人間関係をめちゃくちゃ大切にしていこうと思うんだよね。でも、私はそんな人間関係も希薄なので、まあ、生徒たちの役に立てたらいいなっていう感じですよ。別に創作だけに限らずね。
教室終わってから、またギターを弾かせてもらった。
生徒が見に来たんだけど、ギターを弾いてる人を見るのは楽しいのか?? って不安になったからギターを教えた。
そうか、Cコードを押させるのも最初は難しいのか。そうか。そうだったな、私も。
ギターを触る……あんまりおもしろくいな……ギターを触る……やっぱり面白くないな……ギターを触る、ちょっと引けたな……っていう感じで弾いたりやめたりを繰り返していたな。中学生の頃。
中森明菜が好きっていうので、Youtubeで動画を見てコードを引いたりした。原曲そんなに聴いてこなかったから、ちょっと練習します。中森明菜を。知らない曲をやられてもって感じだろうし。
ちゃんと聴いたのは初めてだけど、声が格好いいですな!!
でも、知らない曲を弾いて歌ってお見せしたら、めちゃくちゃ褒めていただけて嬉しかった。
ギターを弾いてきて、よかったよ。報われました。
「格好良い! モテたでしょう!!」って言われたから、
え~嬉し過ぎる、なんでもあげちゃいたい。
ギターいる? って気持ちになった。
「先生はね、モテたくないんだよ。ちやほやされたいだけで」って教えたけど、きょとんとしていたな。
とかとかしてから、帰って原稿を進めましたとさ。
なんだろうね。
一日のことを振り返って考えたんだけど、
自己肯定感が低いんだろうね、私は。
小説とかに関してはそっちが本体だと思ってるから、そっちはみんなにキャッチしてもらいたいけど、私の自己肯定感の低さを誰かにどうこうしてもらいたいっていう気持ちはないんだろうな。
それがモテたくはないけど、ちやほやされたいっていうことなんじゃないでしょうか? どうでしょうか。
ファイナルアンサー
明日は、朝起きてご飯食べてリングフィットしたら七夕掌編耐久配信をしようと思いますよ。
本日閉店
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