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キャッチボール日報

漫画教室ー
最近は、15、16時まで残ってプロットだとか原稿だとかをお喋りしながらしちゃうな。
残ってる生徒にソイジョイを渡してるけど、なんかもうちょっとちゃんとしたものを食べてもらいたい気もする。
いっそ料理作りたいよ。ただ、食あたりとかあった時が怖いからできない。

新しく入った生徒がすっと馴染んでいる気がする。
でも、もっとちゃんと話を聞きたいな。
教室での私の役割って絵の指導じゃなくて、話作りの補助と進行管理とキャッチボール相手なので。
今週2件の打ち合わせでも思ったけど、信頼関係ないと「こういうことが好きで」とか「こういうこと面白いと思うんですけど」って言い辛いよね。
じゃあ、進行の話しよかっていきなりしちゃった生徒もいたんだけど、雑談してからするべきだった。
先週考えてたプロットの話どう? って話かけたら「考えるので、いったん何でもいいんで話をしてもらえませんか?」って返され、そっか! そうだよね! ごめん!! って反省して雑談した。したら、プロットのこともスムーズに話せた。

驕ってはいけない。
一人ずつちゃんとキャッチボールしていこう。

教室の生徒、休んでる生徒もいたけどみんなお元気そうでなにより。
雑談として
・自分のためにお金を使う気があんまり起きない
・だから人にお土産を買いたい
・美味しいと思ったものを人に食べさせたい
という私の歪んだ欲望の話をしたら「先生、大丈夫なんですか?」って大丈夫じゃないものを見る眼差しを向けられた。

大丈夫じゃないと思う。
私が自我を失ったら、撃ち殺して大岡川に捨てておくれ。
ガッツで沈むから。

近所の生徒に家路の道案内をしてもらい、帰宅。
普段通らない道を行くの、楽しかったな。未開の地をマッピングするのが好きだから。あ、ここ行くとここに出るんだ、っていうのがよかった。
家とか暮らしを想像するのもよき。

帰って来てからはおプロットの続きを。
恋愛ミステリとSFを。
教室でもポメラを持ってて使えて、良い感じだった。
重宝しそう~

今日嬉しかったこと3つ!
①とはいえ、進行の話は今日みんなとしないとなと思っていたからできてよかった。目安がないと、完成がなあなあになっちゃう気がするから。進捗で怒るとかは100しないから、こう上手いこと装置になれたらより嬉しいな。
②昨日いただいたお菓子袋を開封したら、「す、すってきー!!」ってときめいてしまった。この御恩は必ず。がんばりマスタング。
③『君は永遠にそいつらより若い』を読み終わった。
や、最近さ、私は読書にほっこりだの癒しだのを求めてなくて、血生臭いひりつきと脳が焼けるような興奮を求めてるんだよとか思ってたんだけど、イキってただけだわ。
『君は永遠にそいつらより若い』良すぎた。ベスト級。ラスト間際、涙が溢れたよ。
私が小説を書く原体験として、悲しみに暮れている人になんて声をかけたらいいかわからなくて、借り物とか形式じゃなくて自分の言葉で伝えたいからっていうことがあり、それが未だに書く理由なんだよね。
例えば「命って大事だよなあ!」って書くと薄っぺらって思うんだけど、物語すれば伝わるかなって。
で、この小説は相手に人生で色々な人に会ったけどあなたが一番特別で、とても大切に思っているし、どうすれば励ませるか喜んでもらえるか、ということを真面目に悩んで言葉を探して見つからずに落ち込んで、それでもがんばっている主人公でさ、めちゃくちゃ共感して、だからこそのラストに感極まってしまったよ。
というか、打ち合わせ行く時に電車の中でも読んで泣いちゃったんだよね。やばかった。
自分が辛い思いをした話をしたとき、相手が自分の心を軽くしてくれるような言葉をいってくれて、それが「正解!!!」っていう感じで、こっちまで救われた気持ちになったよ。
やーーーよかった。素晴らしかった。

あと、思い出しニコニコなんだけど、昨日の打ち合わせで編集さんが私の原稿を思い出して「あの原稿のラストが好きだった」って言ってくれたことを反芻しながら夕飯食べました。
ご飯3杯いける。

本日閉店

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