俺がベランダで布団を干した話
お原稿。
引き続きね。
昨日書いたけど、出掛けなかったから変化がないな。
えーっと、どうしよ。
布団を干した、くらいしかない。
あ、じゃあさ、布団を干した時の嘘でもいい?
最近雨が多かったじゃない? だから今日は洗濯、じゃなくて布団を干すことにしたのさ。洗濯は週末にするか、と思って。
掛け布団を物干し竿にかけて、布団用のでかい洗濯バサミで止めてたんだよね。
そうしたら、手が滑って大きい洗濯バサミが落ちちゃったのよ。
あ! と思って下を覗いたら、2階の人のベランダに落ちちゃってて、「あー、やっちゃった」と。
2階の部屋のところに行ってインターホンを鳴らして「すいません、落としちゃいまして」って言えばいいんだけどさ、言いたくなくて。
や、わかるかな。私、学校も遅刻をするくらいなら行かない! ってしてたのね。
「すいません、遅刻しちゃって」って言うの、嫌で。なんか気まずいというか。
だからさ、まあ、諦めるかと放置することにしたの。布団の洗濯バサミはまだあと2個あるし。
で、洗濯を干してそのまま原稿をしてたら日が暮れて、気づいたら外が暗いから「やば!」と思って、布団を取り込んだのね。
布団の両端を止めてる洗濯バサミを外して、ってしてたら、変なことがあって。
洗濯バサミがね、布団の両端と真ん中でとめてあるの。
あれ? 3つ使ったっけ?
横浜風が強いから、厳重にやったような気もして。
あと、一個落としちゃったから洗濯バサミを追加で取りに部屋に戻ったんだけど、その時に残りの2個も取ってベランダに戻ったのかなって。
そう思って、部屋に戻ったら、あったんだよ。
布団用の洗濯バサミが1つ。
え? あれ? 使ったんじゃなかったっけ?
でも、ここに洗濯バサミが4つある。
落としたよね??
そう思ってもっかいベランダに戻って、下を覗いて見た。
そしたらさ、2階のベランダにおばさんがいてこっちを見上げてたんだよ。
睨むような怖い顔してさ、
「もう落とすなよ!」
そう言われて、「あ、はい、すいません」って反射的に謝ってすぐに引っ込んだ。
心臓ばくばくしながら部屋に戻ってパソコンの前に座ったんだけど、いや、おかしいよね。
2階に私は洗濯バサミを落としたんだよね?
で、戻ってきてたよね。え? 2階のおばさんが戻してくれたってこと?
でも、ベランダだよ? どうやって??
まあ、全部嘘なんだけど。
今日嬉しかったこと3つ!
①『死に髪の棲む家』を読み終わった。いーーーおもしろかった!!!
最近、読んだ、読んだか、弾まなかった! というものが多かったからとても嬉しい。いい波に乗るぜ。次は『わたしたちの怪獣』を読むわよ。
②今日、仕事でzoomで初めて喋った人にずっと女の人だと思ってましたって言われた。なんか嬉しかった。
③先輩が週末誕生日だもんで、誕生日プレゼントを送った。配送業者から置き配写真が届いて、それをラインで送ったら「来たの!?」っていいリアクションがきた。不安をプレゼント。
あ、先輩、僕の誕生日は6月でしたよ。
や、なんかね、好きなんだよね、人に贈り物をするのが。
これからクリスマスもくるから楽しみだ。ほうぼうにクリスマスプレゼント送ったろ。
本日閉店