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続3話目を修正しましょ!

登場人物紹介
如月:
リデビュー賞を受賞した作家
河北:講談社タイガの編集長
泉:講談社タイガの編集者
佐渡島:コルクの如月担当編集者

如月:今回はどかっと3話目をまとめて修正してきました!


河北:だいぶ良くなったじゃないですか! リテイクしてもらった甲斐がありました!!

泉:ですね! 前よりぐっと読みやすくなってますね。冒頭から違いますし。

如月:受賞時verに戻した感じですかね。初稿だと掴みが弱いなと思ったんで、まず百万円で物語を広げました。


河北:前の打ち合わせのときに離した、魅力的な謎に見えるように演出されてますね。

如月:そうなんですよ。この話ってこの百万円がなんなんのか? って話なんですよっていう、何読んでるかわからない問題もクリアしようと思いまして。

如月:まだできるとも思いますけど、平と小此木の無駄話もカットしましたよ。初稿書いたおかげで、二人とも動いてくれましたね。


泉:あ、それは読んでても思いましたよ。キャラが動いてるなあって。

河北:森巣が計画の主犯になってるところも、彼の賢さが出てきてこっちVerのほうがいいですね。

如月:最初はみんな軽く言ってくれるなあと思ったんですけど、プロットこねて書いてみたら良い感じに繋がりましたね。


泉:思ってたんですね。

如月:そら思いますわ! でも書いてみたら、やっぱりこっちだなと納得しました。

河北:大きな修正をあげるとすると、ピエロと森巣が出会うシーンですよ。このシーンあってよかったですね!!

如月:(ああ、あのシーン)

書きそびれた前回の打ち合わせにて

河北:これは森巣の計画だと思うんですよね。きっと森巣はピエロのことをよく見かけていた。

河北:ある日、ピエロの動きがひどくぎこちない。それでピエロがパフォーマンスをやめる。だけど、一人だけ彼を見続けている青年がいる。

河北:ピエロが言うわけですよ「どうして見てるんだ?」と。森巣は言うわけですよ「今日は切れがないな。何かあったのか?」と。

如月:河北さん

河北:はいな

如月:河北さんはエスパーですか!

河北:

如月:いやー、ちょうど同じことを考えてたんですよー、いやー、ちょうどね。こんな偶然がアルンデスネー

如月:(その案、いただきだぜ)

河北:(こ、こいつ)

ほわわわわん(回想終わり)

河北:いやー、いいシーンだなー、誰が思いついたのかなー

如月:(ちくしょう、俺が考えたことにさせてくれねえ気だな)

如月:あざますあざます

河北:とまあ、冗談はさておき、このシーンを魅力的にする為にはどうしたらいいと思いますか?

如月:もっと魅力的に、ですか? 回想シーンだからあんまり長くはしたくないしなあ。

河北:それはですね−−

泉:このチャプター、ピエロ視点で書いてください!
神視点で書かないで、ピエロが森巣の囁きを聞き、どう感じたのかで森巣のカリスマ性を伝えた方がいいと思いますよ!

河北:泉! お前!

泉:(話が長いんだ、こいつら)

如月:僕もちょうど、そう直そうと思っていたところですよ。

河北:あと、細々とした修正した方がいいと思ったところはあるので、それは赤字原稿を送りますね!

如月:ありがとうございます!

佐渡島:じゃあ、3話目いい感じになったし、4話目に移ろうか。

如月:4話目、書き下ろし新作の最終話プロット、3話目と平行してと思ったんですけどまだカチッとしてないんで、こねて送りますね。

河北:3話目良かったですし、最終話楽しみにしてます!

泉:私も、平と森巣の物語がどうなるか楽しみです!

如月:じゃあ、書いたら送りますね! なるはやで!

如月は「なるはやで!」と言った。
これから、長い長い迷路で迷走することになるとも知らずに。。。
つづく

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