
ヨハンとルンゲが好きなんじゃよの巻
漫画教室
今日はお休みの生徒が多かったけれど、来た生徒はみんな描いてた。偉すぎる。
今度大学入る生徒が原稿の下書きを見せてくれた。
読ませていただき、思わず笑っちゃった。
上手すぎる! けど、私は別に教えてない!!
笑っちゃうってあれね、嬉しくなって笑みがこぼれちゃうみたいな感じよ。やーすっげー! ね!
素体の描き方とか顔のバッテンとか、そのくらいを最初に教えていた画力の生徒だったんだけど、すごいね、もう絵が上手い人じゃん。
えー、これからどんどん描けるじゃん。ねー。楽しみ。
多分、次にぶつかりそうな壁は自分らしさをどう出せるか? だと思うんだよな。
画力とか構図とかは、どんどん描けば描くほどこのまま上手くなるだろうし。
物語の型を少しずつ覚えてきてるから、収まりのいい話とかは作れているなあと思うんだけど、「変さ」とか「気になる」っていう要素とかをどう出せるかなのかな。
「こういう話はお好きでしょ」っていう嫌われない話を作れるけれど、「嫌われるかもしれないけど、自分はこれが好きだ」っていうものがあるものをどうやって作るか? になっていくんじゃなかろうか。
作家性っていえばそうなのかも。
この辺はもう少し自分でも言語化できるように備えておこう。
でも、この辺て自覚がないから難しかったりするよなあ。
私、『あくまでも探偵は』を書いて、自分的には森巣と平の関係性ってコンビンとしては普通だと思ってたんだけど、どうやら重いらしくて。
あ、え、そうなの? ってなったんだよ。
で、どうやら自分は激重感情を持つ人間だってわかって、あ、え、みんなそうじゃないの? ってなったから。
教室でプロットしつつ、帰宅してからもプロットを。
進行ギリギリは変わらない。明日も走れ!!
走れる気はしてる。ギリギリなだけで。
今日嬉しかったこと3つ!
① 『PLUTO』読みたいですって言ってる中生生徒に貸したらハマり、次に『MASTERキートン』も貸したらハマり、「もっと浦沢直樹の漫画を読みたいです」って言ってたから、『MONSTER』を持ってった。
教室に来るなり、近づいて来て手を伸ばして来たから、「もってきたとも」って貸した。したら、夢中になって読んでた。嬉しい。
私はヨハンとルンゲが好きなんじゃよ。『MONSTER』は間違いなく今の私のお話作りとかキャラメイクとかに影響を与えている。
あと、殺そうとしてる相手がコーヒーを飲むときに自分と同じ量の砂糖入れてるのを見て撃てなくなる狙撃手の話も好き。
全部好き。
② 生徒がみんな上手くなってるし、生徒同士ですげーって言い合ってて、なんかいい感じだなって思った。っていうか、みんな素直ね。『アイライクムービーズ』観た後だからってのもあるけど、私が君たちの年齢でそれだけ絵が描けて漫画も完成させてたら、もっと嫌な人間になってると思う。
③ ハガレンを読破した生徒に『ダンジョン飯』を貸したらハマってくれた。嬉しい。そして『ダンジョン飯』を別の生徒も読み始めて、帰りの電車でゆっくりゆっくり時間をかけて読んでるのを見て嬉しかった。血肉にしておくれ。
本日閉店
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